『春夏秋冬 喜怒哀楽』

腹が立つけどこんなものだぜ世の中は。我慢だぜい!
世の中長く生きているといろんなことに出くわしますが、みんなで生きているから、苦もあれば楽もあるというもの、
独りであれば、そんなものも無いんですよ。
それにしても、腹立つことが多いですねえ!
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哀ー29 17年半の拘束・・・人生返して
6月5日(金)の朝日新聞から
1面2面34面35面に踊る、足利事件の関係記事は、
国家権力に振り回された時の、個人の無力さを、恐ろしさを
十二分に示してくれる。

1面
《足利事件 菅谷さん釈放》
《逮捕から17年「謝って欲しい」》
 
2面
《DNA型鑑定 検察完敗》
《旧手法「二重のミス」》
《同時期の事件に波及か》
《検察側「世間」意識 釈放を決断》

34面
《自白偏重 繰り返す冤罪》
《批判、裁判員制度の一因に》
《捜査幹部淡々「適切に対処」》

35面
《「無実 人生返して」》
《「捜査間違った、ではすまぬ」》
《なぜ誤った自白 解明訴え  記者会見で弁護側》

見出しだけを読んでも、ことの概要が見えてきます。

だけど、この記事が紙面を賑わしてから今日で3日目ですが
すでに、過去のこととなり、今では”菅谷さん”のことは
風化が始まっています。
世の中の出来事があれこれと、風のように過ぎて、
時の流れの速さに、いまさらながら驚かされます。

この記事の中で、少し疑問に思うのは、当時の自白を導き出した
関係者のことは、ほんの少しも触れられていません。
どうしたのでしょうか?
 
(いまさら、出てきたら、袋叩きに会うから・・・・。)(
そんな細かいことを突き詰めていったら、誰も犯人を自白に追い込めないから?)
(仕事としてやったのであって、個人攻撃はやめようよ・・・・)
とでも言うかのように・・・・・・。
 
《菅谷さんは捜査段階で「自白」している。なぜ、やってもいない罪を自白したのか。
菅谷さんは「髪の毛を引っ張られたり、蹴飛ばされたり。刑事の取り調べが厳しく
『白状しろ』『早くしゃべって楽になれ』と言われ、どうしようもなくなって
自分がやったと言ってしまった。」と説明。》

”署長、菅谷の野郎は、白状しません!”
”あいつがやったに決まっているんだ、何で白状させられないんだ!もっと厳しくやれないのか?”
 ”分かりました、必ず白状させます。”
 ・・・・・・・・・・
”署長!やっと自白しました(^^)。やっぱり奴だったんですね。”
”あいつがやったに決まってるんだ、俺の勘に狂いはない!”・・・・・・
なんて会話が、まさか、あったとは思いませんが。

何の罪もなかった菅谷さんに自白を強要したことによって、本当の犯人を捜すことも
そこで、STOPしてしまいました。この罪は誰がとるのでしょうか?

自白を取った担当者及び、その上司・・・・・
菅谷さんに謝るとともに、殺害された女児及び遺族にも謝らねばなりません。
でも、そこのところは、うやむやにされるのでしょう・・・・きっと。

もう一つ、疑問があります。
DNA鑑定について、弁護側の鑑定人、本田克也・筑波大教授に対し、
検察側の鑑定人は名前も身分も明らかではありません。
 
朝日新聞、及び本田教授の意見を鵜呑みにすれば、
《有罪の決め手になった旧鑑定について、本田教授は「二重の誤り」を指摘する。
一つは、菅谷さんのDNAの型番がそもそも違うこと。
もう一つは、肌着の体液と菅谷さんのDNAを同じとしたこと。・・・・・・
旧鑑定書にはDNA型を示す帯グラフのような写真が添付されて・・・・・・》

世間一般の人も、当時の裁判官もDNA鑑定の専門家ではないから、
細かいところは分からないけれど、
少なくとも、裁判官は、”誰の鑑定であって””同じと判断した意見に納得した”
 から、『無期懲役』の判定を下したのだと思う。

ところが、本田教授は旧鑑定と同じ『MCT118』という方法によっても
一致しなかった・・・・という。何度実験してもだ・・・・・・・・。

マスコミでは、旧鑑定では1千人にひとり、最近の鑑定では4兆7千億人に・・・・
という鑑定の精密さの進歩が大きく取り上げられているが、
基本はそんなことではないような気がしませんか。

旧鑑定方法でも、違っているという事実を、誰かが歪曲した・・・・・ように思えます。
鑑定したのが誰で、なぜ、同一だという結論を導いたのか、
そして、判定を下した裁判官は、検察・弁護双方の鑑定結果を公平に聞き、判断する
的確な能力を擁していなかったのではないかと思われます。

最後に、弁護側は
《佐藤弁護士は「菅谷さんは年金を納めることも出来ず、生活の基盤を完全に奪われて
いる」として刑事補償法に基づく補償金の支払いを求める考えを示した。》

これは、当然のことでしょうし、支払われるのが当然と私も思います。
だが、しかし、税金から支出されるのかい・・・オイ!
これは、こういう結果を導き出した当事者が、支払うべきものではないのだろうか?
 《「重く受け止めている。今後、東京高裁の審理の推移を見守り、適切に対応したい」
と高田健治刑事部長名の談話を淡々と読み上げた・・・・・栃木県警の総務課長・・・》

少しも、重さが伝わってこない。
誤認逮捕の重み、他人に冤罪を着せた重みを
重々感じて頂くには、誤認をした当事者が菅谷さんへの補償金を分担して支払う・・・・・
そんなことでもしない限り、口だけでは、『重く』も『厳粛に』もなんとでも言える。
 
痛みを伴った、システムを発動しない限り、同じことは何度でも起きるといえよう。
菅谷さんにとっては、謝ってもらっても、今後いくばくかの補償金をもらっても、
ちっとも嬉しくないだろう。
17年の人生はもう、返ってはこないのだ。(哀
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栗本 薫さんが亡くなりました。私:原は『GUIN SAGA 』のファンだったのに、続きが読めなくなりました、残念です。・・・・合掌。
06:11 | | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark
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コメント
TVでの情報だけですが?酷いですよね。
当時の担当刑事?は、色々な勲章や昇給してるとか?
損害賠償で、2,3億払ってもらう位じゃないと、
割りに合わないと思います。
結局、公務員は逃げ得?みたいなシステムは、
本当に腹が立つ!

2009/06/10 2:17 AM by ガウス@
ガウス@さん、おはようございます。
夜が書けないので、今日は早起きで、頑張ってます。17年の人生の喪失はどんなことでも引き換えにはなりません。これからの菅谷さんの幸せを願うばかりです。
2009/06/10 5:50 AM by 原 竜也
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